介護職は人手不足なことから求人が多く、一度休職しても復帰しやすいという特徴があります。しかし、休職によるブランクで、技術面や体力面、人間関係や家庭と仕事との両立など、復帰について不安な気持ちを抱えている人も多いでしょう。不安を解消するためには、復帰に際してしっかりと準備をすることが大切です。
まず、休職前の仕事を思い出してみましょう。もし仕事に利用していたメモやマニュアルなどがあれば見返して、どのような仕事内容だったのかを振り返ることで、働いている自分を思い描きやすくなります。可能であれば見学をしておくと、職場環境を確認することができるので、より安心して働くことができるでしょう。
次に、家族の理解を得ましょう。結婚や出産などが理由で休職したばあい、再び働き出すためには家族の協力が不可欠です。よく話し合って、上手く仕事と家庭を両立できる働き方を見つけておきましょう。子供の発熱時など緊急時の対応を決めておくことも重要です。
また、3年ごとに改正される介護保険制度など、介護に関係する法律などの確認も必要です。休職中に変更されているかもしれないので、改定内容を調べておくことで、復帰後にも戸惑うことなく働けます。
他にも、日々進歩する医療や介護業界に遅れずついていけるように、自力で学んだりセミナーに参加するなどして、今の介護に関する知識や技術を得ておくのも役立ちます。
このような点に注意して準備することで、復帰後もスムーズに働き始めることができるでしょう。